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うつ病と更年期で疲れ切った人生から私を救ってくれたサーフィン

私は海が大好きな39歳の独身の女です。会社を経営していいます。

時代の変化とともに、会社の業績も比例して落ちていきました。抱えている従業員達の生活を考えると、どうにかリストラをせずにすむようにと、毎日毎日、精神をすり減らす日々を送っていました。

そんな中、精神が限界を超えたのか、更年期なのか。無意識のうちに毎日毎日“死にたい、死にたい”と思うようになりました。

朝起きると同時に、どうすれば早く死ねるか、昼休憩中も、帰宅途中の車の中でも、毎日毎日死にたくて号泣。その状態が2年程続きました。

2年も続くと、途中でいい加減この状態から打破したい、苦しい、抜け出したい!と思うようになりました。そして、どうすればこの苦しい精神状態から抜け出せるのか、を考えるようになりました。

自己啓発やスピリチュアル、成功者の本を読み漁りました。たくさん読んでいるうちに、ある共通点に気が付きました。

私が選んだどの本にも、“人生を変えたいなら好きなことをしなさい。”と書いてありました。しかし、次にぶち当たったのは、その“自分の好きなこと”が何なのかがさっぱり浮かびませんでした。

どんなに考えても、友達や同僚に聞いても、みんな旅行が好き、食べ歩きが好き、ドライブが好き、等。私は何が好きなんだろう。次の壁は自分の好きなことは何なのか、を探さねばなりませんでした。

すると、ある本に、「自分の好きなことが分からない人は、自分の幼少期に夢中になった遊びを思い出しなさい。」と書いてありました。

私の幼少期・・ドッチボールにハマっていたなあ、プールを習っていたなあ、くらいしか思い出せませんでした。結局、何をやりたいのかが見つからない状態が続きました。

そんな時、友達が「暖かくなってきたから、海岸沿いにおいしいパスタ屋さんがあるらしいから行こってみようよ」と誘ってくれました。そして当日、そのパスタ屋さんに入ると、とてもキレイな海を眺めながらのテラス席でした。

久々に海を見ただけで一瞬で心が癒されたのです。そしてパスタを頼んで海を眺めていると、何人かサーフィンをしている人がいました。なんとなく、「気持ちよさそうだな、私もやってみたいなあ」と思いが生まれました。

そして帰宅してからすぐパソコンでサーフィンのスクールを検索し、予約まで一気にやりました。

そして、スクール当日、知らない若者たちと一緒にスクールに参加して、晴れてサーフィンデビューをしました。

海にいるだけで心が癒され、波に乗った時の気持ちよさから、私はすぐにドハマりしてしまい、速攻でサーフボードを購入下ほどです。それから仕事が休みの度に海へ通いました。

ある時ふと思い出しました。「ああ!私がやりたかったことはコレだ!海だ!水で遊ぶことだったんだ!」と何かひらめいたように心が確信しました。

もうその頃にはあんなに思い詰めていた“死にたい願望”が綺麗に消え去っていることの気づきました。

なんて単純なんだ!と思いましたが、その単純なことに何年も何年も気づかずに苦しみの毎日から海とサーフィンは救ってくれたのです。

私は気が付いたからまだいいほうだと思います。このまま自分のやりたいことがわからないまま生涯を終える人が大半だと言います。私は現在も海でサーフィンをする時は必ず「ありがとう、ありがとう、私を救ってくれたありがとう」と心の中でお礼を言っています。

 

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